背中。

いつも追いかけてた、私が大好きなあなたの背中。

 

私より歩くのが早いから、いつも必死で追いかけてた。

 

また置いていかれるのはいやだ。

 

また一人になるのはこわい。

 

せめてあなたが歩いた道をたどろう。

 

ゆっくりでしか進めないけど、たまに振り返ってよ。

 

たまに立ち止まってよ。

 

そこにいるからさ。

 

雨の日は、嫌なことを思い出す。

 

あなたがいなくなった日。

 

どこに行ってしまったのだろう。